冬のバス釣りは魚の活性が落ち釣れにくくなるので、オフシーズンにしている人も多い反面、他のアングラーが少なくのんびり釣りができたり、水がクリアでとても綺麗なので、意外と好きな方も多いのではないでしょうか。
しかし、おかっぱりからでは魚の溜まっているディープまで届かなかったり、レンタルボートを借りるほどは、寒い中で長い時間はやりたくない、また、いつも行くフィールドでは冬季はレンタルボート店が休み、ということもあります。
そのようなときにはカヤックを出して、冬のバス釣りを楽しんでみてはいかがでしょうか。
夏イメージが強いカヤックですが、冬でも大丈夫なの?と思われてる方もいらっしゃるかと思います。
カヤックは、寒さの厳しい冬でも装備さえしっかりしていれば、冬でも乗ることはできます。
ただし、おかっぱりやボートのように、ただ厚着をした上に、ライフジャケットを着用してカヤックを乗るということにはいきません。
カヤックでは手足は必ず濡れるし、波もかぶることもあります。また沈をする可能性も想定して装備を選ばなければなりません。
冷たい水に無防備で落ちた場合、5分から15分ほどで、致死的な低体温症が起こる可能性があります。
そのような深刻な状態で、カヤックに再乗艇したり、岸まで泳いだりするのは困難でしょう。
安全対策を怠らずに、装備を整えて冬のカヤックフィッシングに挑戦してみてはいかがでしょうか。
冬のカヤックバスフィッシングの装備
それではカヤックフィッシングの装備について解説します。
まず、一番いいのはドライスーツを着用することです。
「ドライスーツが高くて買えない」、「そんな頻繁に冬にやるわけじゃないから、もっと安い物がいい」
そんな人にはウエットスーツをおすすめします。
ウエットスーツには色々な形の種類がありますが、長袖・長ズボンの形になっているフルスーツを選びましょう。
厚みは動きやすさと寒さを考慮し3mmがおすすめです。
寒さ対策には、サーフィンなどのマリン用のインナーウェアを着用しましょう。
足元は普通の靴ではなくウェットブーツやパドリングシューズを履きましょう。
結局、ドライスーツとウエットスーツどっちがいいの?
ドライスーツとウェットスーツどっちがいいのか決められない。そんな方にメリット・デメリットを記載いたしましたので参考にしてください。
ドライスーツのメリット
- 水が服の中に入りにくい
- インナーが着こめる
ドライスーツのデメリット
- 高価
- 暑いと密閉性が高いので蒸れる
- 高価なものと安価の物で性能差が大きい
ウェットスーツのメリット
- 安価
- 高価なものと安価なものの性能差があまりない
ウェットスーツのデメリット
- 寒い
- インナーがウエットスーツ用しか着れない
- 濡れる
ドライスーツは水が入りにくい止水構造のため、好きなインナーを着ることができます。デメリットはとにかく高価です。
ウェットスーツは水を生地の中に浸水させ、体温で侵入した水膜が温められることによって、暖かさを保つことができます。
メリットは種類が多く、安価な物でも温度的な性能面にほとんど差がありません。
デメリットはととしては、インナーウェアが専用のものであることと、性質上、濡れてしまうことからも、ドライスーツのように普段着に近い暖かさを保つことができません。
冬のカヤックバスフィッシングを楽しもう
多くの魚種では季節を外すと全く釣れなくなる中、数釣りこそ難しいですが、冬でも楽しませてくれるバス釣りを、カヤックフィッシングで挑戦してみませんか。
夏とは違い静かな湖面の上で、キャンプ用のバーナーを持ち込んで、湖上でコーヒータイムを設けるなど、冬ならではの楽しみ方も見つけてみれば、釣果に関わらず、きっといい休日になるはずです。
季節的に風が強い日も多いのでWindyなどで下調べし、無理のないように安全第一で楽しみましょう。