
カヤックでバス釣りをするときに必要なカヤック・パドル・PFD以外の物で、できればあったほうがいい物、必ず必要ではないけれども、あれば便利な物を紹介します。
バスフィッシングにおすすめのカヤック・パドル・PFDはこちらのページをご覧ください。
小物
- リーシュコード
カヤックフィッシングではロッドを握っている時はパドルを離しますので、パドルが流されないように、リーシュコードでパドルをカヤックに繋いでおくことをおすすめします。
また、水に落ちてしまった時もパドルを離さなければ、カヤックが流されることがありませんので安心です。
その他にもロッドや荷物や落としやすいペンチなど、必要と思ったものを止めるのに活躍します。
- カヤックナイフ
カヤックで沈した場合、リーシュコードやPEラインなどが絡まり、再乗艇できなかったり身動きが取れなくなったりする場合があります。
滅多にないことかもしれませんが、その場合は大変危険な状況ですので、すぐに取り出せる場所にカヤックナイフを用意しておくと安心です。
釣りでは、カヤックナイフ以外にもラインカッターや魚を絞めるナイフなどを持っていることも多いと思いますが、それらを緊急で使用する場合、カヤックの転覆と一緒に水中に落としてしまう可能性があります。
また、カヤックナイフは機能面でロープを切る専用品です。
一般的なナイフでは滑って切りにくいロープも波刃で切れやすく、先端がとがっていないので、絡まったロープと一緒に身体を傷つけてしまうリスクを軽減するように考えられています。
さらに、海水にも錆びにくい素材で出来ているのでカヤックでも安心して使用できます。
私も上の画像のGERBERのカヤックナイフを使用しており、PFDに装着しています。結構ガッシリとサヤに収まっていますので、沈した時などに落ちることはなさそうです。
幸いにも一度も使用したことはありませんが、御守りとして必ず装備しています。
創立70年を迎えたガーバー社のナイフはUSA製というのも所有欲を満たします。
- ホイッスル
水上で沈やトラブルでどうしても周りの人に助けを求めたいときに、意外と風や波の音などで大声をあげても聞こえない場合があります。
また、大声をあげるのに体力を消耗したり、長時間の助けを求めないといけないなどの場合、ホイッスルがあると安心です。
通常のホイッスルより、カヤック用などの水に濡れても音が出るホイッスルがおすすめです。
- バッカン
釣り人には御用達のバッカンはカヤックでも便利に使えます。
ルアーを入れたり、荷物をまとめたり、ごみを入れたり、濡れても平気なので1つあると何かと便利です。
- クーラーボックス
バスフィッシングでは、魚をキープする人は少数派ですので、必須なアイテムではありませんが、氷を入れて飲物を入れたり、お弁当を入れたり、おやつをもっていくときなどに役立ちます。
- アンカー
カヤックは風に流されやすいのでここぞという1か所で粘るのなら、アンカーがあれば便利です。
特に海や琵琶湖の沖でやるのなら必須のアイテムです。
バスフィッシングは水深の浅いフィールドが多いので、ロープにアンカーをつけて沈めるか、土のう袋にロープを結んで中に石を入れたり、ブロックにロープを通して使っても大丈夫です。
ただし根がかりでどうしても取れなくなった時や、沈の時にロープに絡まったときは、すぐに切れるようにナイフを準備しておきましょう。
水深の深い場所では、上記画像のようなパラシュートアンカーを使います。
名前の通りパラシュートのような形をしていて、水に浮かべると抵抗になり移動を抑えられます。パラシュートアンカーのメリットは水深が深くても使えるのと、回収が楽にできます。
逆にデメリットは完全にとどまることが出来ません。
- スマホケース
現在のスマホはほとんどが防水機能がついていますので、防水のスマホケースは必要なくなってきたように思われますが、カヤックの場合、沈した時に水中に落としてしまう可能性があるため、体に装着でき、もし水に落としてしまった時も水に浮くスマホケースにしておけば安心です。
スマホは水難事故が起きた時に救助要請を行う最後の切り札ですので、特に取り扱いに気を付けましょう。私は、首から下げるタイプ使っていて、遊漁券が必要なフィールドの場合は、わかりやすいようにスマホと一緒に入れています。
ちなみに、水難事故の緊急連絡先は、湖やダム、川などの救助要請は消防本部の119番ですが、海の場合は、海上保安庁の118番です。
- 防水バッグ
タオルやカメラ、貴重品など濡れてほしくない荷物を入れておくのに便利です。貴重品が入っている場合はリーシュコードで落とさないように対策しておきましょう。
- 日焼け止め
釣りをするのに日焼け止めを使っている人は多いと思いますが、カヤックではほぼ影がありません。
また、水面からの照り返しが強いので、おかっぱりで考えているよりもしっかりとした日焼け対策をしましょう。
出来れば、信頼できるメーカーのウォータープルーフの日焼け止めが安心です。
私自身の体験で、標高の高い山の野池で、カヤックフィッシングをしたときに、真夏でしたが、秋のような涼しい気温のため、日焼け止めをうっかり忘れて1日釣りをしてしまったことがあります。
結果、日焼けがひどく、次の日から動くのもつらいぐらいの日焼けをしてしまい、その日焼け跡は、その後2年間も日焼け跡が消えませんでした。
カヤックとは無関係と思われるかもしれませんが、水面からに近いカヤックでは、日焼け対策は必須と言えるもので、皆さんにも同じ苦しみを味わってほしくないので私自身の戒めを込めてあえて紹介しました。
- ビルジスポンジ・ビルジポンプ
シットインカヤックは包み込まれるような形状のため、シットオンカヤックに比べて、波などをかぶっても水が入りにくい構造になっていますが、いざ水が入ってしまうと排出をしなければなりません。
ペットボトルを切ったものや、水汲みバッカンなどでも櫻宮廷処置として排出はできますが、排出専用のビルジスポンジとビルジポンプがあればスムーズに行うことができます。
ビルジスポンジは水を雑巾で吸い取るように、水を吸収させて船外へ水を排出します。
多少の水が入った場合には便利ですが、沈した後など水が大量に入った状態では間に合いません。
ビルジポンプは吸入口を溜まった水に入れて、自転車の空気入れのようにレバーを上下させることで、圧によって水が勢い飛び、船外へ排出する仕組みです。
排出量は圧倒的に多いので、ビルジポンプで大体の水を排出した後、少しの水をビルジスポンジで排出させればスムーズに行えます。
浮沈構造のシットオンカヤックの場合でも、ビルジスポンジだけ持っていれば何かと水の溜まった箇所を拭き取れるので便利です。
服装
服装は水温が低い時でない限りこれといった決まりはありませんが、濡れたり水の中へ落ちてしまった時のことを考えて服装を選びましょう。
たまにウェーダーをはいてカヤックに乗っている人を見かけることがありますが、沈してしまった場合にウェーダー内へ水が入ると溺れてしまいますので絶対にやめましょう。
また、水上はほとんど日影が無いので日焼け対策をしっかりしましょう。
冬など気温と水温が低い時はドライスーツやウェットスーツが必要になってきますが、私自身が寒さが苦手のため冬など気温や水温が低い時はカヤックでバスフィッシングをしないので、ここでは水温が高い季節に限定して紹介していきます。
- ハット
キャップでもいいですが、日陰の無いカヤックでは断然ハットの方がマッチします。
ノースフェイスのホライズンハットは、紫外線カット率が85%以上で、見えないようにメッシュの切り返しが付いており、嫌な蒸れが軽減されます。
私は、カヤックの時はほぼこのハットしかかぶっていません。
また、急な風でも、あご紐があるので、風をさえぎるものがないカヤックでも安心です。
- ラッシュガード
昔はサーフィンのメーカーの物ぐらいしか、あまりありませんでしたが、最近は色々なアウトドアのメーカーからも出ているので、選びやすくなりました。
濡れても乾きやすい素材で、万一、水に落ちてしまっても、綿の服などと違い、泳ぐのに邪魔になりにくいです。
- アームカバー
半袖のTシャツなどを着ている時に装着します。
日光が強いときは、アームカバーを付けてないより、付けているほうが涼しく、日焼防止にもなります。
冷感タイプや、ツルっとしたナイロン素材のものを選びましょう。
- ネックカバー
首の日焼け防止や、顔までかぶると顔の日焼け対策にもなります。
夏は冷感タイプや、ツルっとしたナイロン素材のものがおすすめです。
耳にかけられるタイプや、呼吸しやすいように口元に穴が開いている物もあります。
- 偏光グラス
カヤックフィッシングにおいて、偏光グラスは必需品です。
カヤックでは日光から目を守るのはもちろんのこと、ルアーが万一目に飛んできた時にもガードになりますす。
また、普通のサングラスより偏光レンズは、水中の様子がよく見えるので、地形や沈み物、魚、ベイトを見ることができるのでおすすめです。
- ウォータシューズ(マリンシューズ)・サンダル
ウォーターシューズは、乾きやすい素材でソールに穴が開いているので、濡れても水が抜ける作りになっています。
カヤックフィッシングをするのに、サンダルでもいいですが歩く距離が長かったり、水中を歩くときなどに、サンダルと足の間に砂が入るのが気になる人はおすすめです。